漢方薬について

万里の長城

 

漢方治療は、鍼灸治療と基本的な治療方針が似ており、人の体に対する見方や考え方も、共通するものがあります。

 私自身、服薬をしたり、少し勉強をさせていただいたことがありますので、その分かる範囲内で、以下書かせていただきました。


 先ず、漢方薬と現代医学のお薬と、何に違いがあるかと申しますと、その成分に違いがあると思います。

 漢方薬は、主に「生薬(しょうやく)」と呼ばれる植物・動物・鉱物などから作られていて、化学的に合成されて作られたものではないため、体への負担が少ないと言えるかも分かりません。

(ただし、漢方薬も飲むべき薬を間違えてしまうと、副作用は生じてしまいます。必要な時に、必要なものを、必要なだけ、飲むことが大切であって、何でもかんでも薬に頼る、薬に期待する、というのは良くないことだと思います。)


 また、最も・根本的に異なる点は、その治療方針です。

 現代医学の薬は、その多くのものが「熱を下げる薬」・「咳やクシャミを止める薬」・「吐き気を抑える薬」・「下痢を止める薬」・「痛みを感じなくさせる薬」・・・といった、症状を止めるための薬なのです。

 ですが、本来カゼをひいた場合、熱を出す必要があるからこそ、体は熱を出しているのであって、体温を上げることで免疫力を高め、細菌やウィルスを死滅させるためにこそ、熱を出しているのです。

 咳やクシャミ、下痢や嘔吐なども同様で、体内の細菌やウィルス・アレルギー物質などを、外へ排出したいからこそ起きている症状であって、本当はしっかり元気よくした方が体にとっては良いのです。(マナーやエチケットは必要ですが・・・)