東洋医学について

日の出

 

 西洋医学と東洋医学の違いとして、特に異なる点が、西洋医学は悪い部分を細かく細かく分析していき、治療していくのに比べ、東洋医学体全体に何が起きていて、どうすれば体全体が良い方向に向かうのか、を治療方針として考えているところです。

 具体的に申しますと、現代医学では眼が悪くなれば眼科へ行き、眼球を検査することになると思います。

 膝や腰が痛くなれば、整形外科で痛む部位のレントゲン写真を撮り、ヘルニアを切除したり、骨を削ったりすることで、修正しようとします。

 また、もし異常が見付からなければ、痛む所にステロイド剤や神経ブロック注射などの薬剤を注射したり、揉んだり、電気を流したり、とにかく歯科でも内科でも、痛む所の問題を映し出し、切除したり、修正しようと致します。


 ここでの話は、それが悪いという話では決してありません。ですが、痛いところが悪いところ、という訳ではない病気・症状も多々あるのです。

 例えば、血糖値が上がって「糖尿病」という状態になってしまうと、目が見えにくくなったり、最悪の場合、失明してしまうことさえ起こります。視力は、眼球だけの問題ではないのです。

 また、「関節リウマチ」という病気は、手の指などの関節が、変形したり、痛んだりする病気ですが、それは「膠原病」といって、免疫機能に異常が生じ、全身性に炎症が生じる病気であって、血液中にもリウマトイド因子と呼ばれる物質が現れることのある疾患です。

 つまり、これらの全身性の疾患の場合、痛むところにだけ鍼をしたり、注射をしたり、切り開いて手術をすれば、即完治する病気・痛みでは、そもそもない訳です。