
体の痛みや不調を改善していく上で気を付けたいことは、痛むところばかりに意識を向けない、ということです。
むしろ、体全体のバランスを整えていくということが、遠回りに見えて何より大切なことであり、効果的なことです。
痛みがあるところに対しては、ついつい「この痛みさえなかったら・・・」と、痛みを敵視しがちです。
しかし、痛みがあるところは、これまで使い過ぎたり負担をかけ過ぎたりしてきた結果、痛みが出ているだけで、これまで一番よく頑張って体を支えてきてくれたところ、と言っても過言ではありません。
体全体のバランスを整えて、痛みが出ているところの負担を減らしていくということが、痛みや不調を改善していく上で、何より効果的なことなのです。
例えば・・・
- 1.姿勢を整える。
- 骨格(姿勢)が歪んでいないか、ねじれがないか、姿勢が悪くならないように気を付ける。歪みは自宅でも出来る体操などを教わり、日々自分で修正する習慣を身に付ける。
- 2.筋肉をつける。
- 特に足腰の筋力が衰えると、上半身の体重を支えられなくなるため、背中や首・肩などに余計な力が入りやすくなり、肩こり・腰痛などの原因になりやすい。
- 3.内臓に負担をかけ過ぎない。
- 内臓の働きが低下すると、血液の循環に問題が生じてしまうほか、筋肉にも影響が生じてしまうことがある。暴飲暴食に気を付けること。
- 4.血液循環を良くしていく。
- 体温が上がるように体を動かしてみたり、シャワーだけでなく、お風呂にゆっくりつかるなど、工夫してみる。呼吸が浅めの方は、深い呼吸を心掛けてみることも大切のようです。
- 5.焦らないこと。
- 休むべき時はしっかりと休み、体の回復を待つこと。無茶をしないこと。
といったことが、大切に思います。