今から15年ほど前に、目の近視矯正手術(レーシック)を受けた私は、手術の後遺症によって、昼間はまぶしく夜は見えにくくなる、「夜盲症」のような症状に苦しめられることになりました。
日が暮れると、誰かがそばを通ったことは分かるのですが、顔がまるで「のっぺら坊」で、誰が誰だか分からないのです。
知り合いや友人が通ったとしても、まるで「無視」をしてしまったかのように、素通りしてしまったことも多々あったことと思います。それが苦で、私はいつも伏し目がちに歩くようになりました。
また、それだけでなく、目や頭がひどく疲れやすく、痛むようになり、何とかならないものかと、広島市や呉市・福山市の眼科などで検査をしていただいたり、薬を処方していただいたりして、何とか治したいともがいていました。
ブルーベリーなどのサプリメントも多く試しましたし、漢方薬なども試しました。しかし、全く改善の兆しが見られない中、たどり着いたのが鍼灸院だったのです。
鍼灸院へ通うようになって、突然何もかもが良くなったわけではありません。
が、猫背気味になっていた姿勢の問題や、運動不足の問題、またお酒や甘い物をよく食べたり飲んだりしていた食生活の問題などを、ズバリ!指摘され、「なぜそんなことまで分かるのだろう?」という体の問題・心の問題までアドバイスしていただくうちに、目の調子が少しずつではありましたが、上向いていったのです。
私はこの体験から、体の状態が思うように上向かない時には、知らず知らず、自分で体に負担がかかるようなことをしていたのだと、今になって分かるようになりました。