食事について

ビール

 

 「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉があります。これは、医療も食事も、その源は同じですよ、という意味です。

 私たちの体は、これまでに食べてきたもの・口にしてきたもので、全てが作られています。骨も筋肉も内臓も、腕や脚も頭だってそうだと思います。

 ですから、体の調子が優れない方も、体の痛みでお困りの方も、先ずはやっぱり食事が基本になるわけですから、これまで普段何を口にしてきたのか、これから何を口にしていった方が良いのか・・・、少しは考えながら、体のことも気にかけながら、口にされた方が良いとは思うのです。(考え過ぎも良くはないとは思いますが・・・)


 胸鎖乳突筋や頚部屈筋群・伸筋群など、の動きに関わる筋肉は、「胃」の働きと関係が深いと、AK(アプライド・キネシオロジー)と呼ばれる治療法では、考えられています。

 また、大胸筋(胸肋部)や菱形筋などのまわりの筋肉は「肝臓」と、同じく肩甲骨の前面に位置する肩甲下筋は「心臓」と、大胸筋(鎖骨部)や広背筋・僧帽筋などは「胃」「膵臓」「脾臓」などと関係が深いとされています。

 ・・・つまり、の痛みやの痛みと言えども、そのものの問題だけではなく、お酒や薬や甘い物などの食べ過ぎ・飲み過ぎなどによって、肝臓膵臓などに負担がかかり、それによって血流が悪くなってしまうことで、などの筋肉にも問題が生じ、その結果、「寝違え」や「五十肩」といった痛みや可動域制限が起こることも、実際にあるわけです。

(※特に、心臓に負担がかかっておられる方は左肩に、肝臓に負担がかかっておられる方は右肩に症状が現れやすいとされています。)


 確かに整形外科などでレントゲン写真を撮っていただくと、ヘルニアや石灰の沈着などが見付かるかも分かりません。

 ですが、ヘルニアなども、椎間板が自分の意思で勝手に飛び出してくることは、決してないわけですから、やっぱり突出してくるには突出してくるなりの原因があるはずで、それは普段の寝る姿勢に問題があったり、本やTVを見るときの姿勢が悪かったり・・・。

 その原因は様々で、「これさえ気を付けておけば、皆さん必ず良くなります!5分で良くなります!」といった簡単なものでもないとは思うのですが、例えば筋肉のバランスが悪くなってしまいますと、やはり骨にも歪みが生じやすくなったり、椎間板も突出しやすくなったりしてしまうわけで、「寝違え」や「五十肩」・「ギックリ腰」や「坐骨神経痛」・・・といった痛みやシビレの背景にも、そういった食べ過ぎ・飲み過ぎの問題や、日頃の不摂生の問題、そして日頃のご無理の問題や、精神的な過労・ストレスの問題なども、少なからず関わっていることがございますから、痛みが治りにくくてお困りの方は、そういった点にも少し気を付けていかれると、良い方向に向かわれるのではないかな、と思っております。

 特に、お酒やタバコや、甘い物などの嗜好品の摂取が過剰気味の方は、痛みの治りが悪かったり、毎年のように「あっちが痛い、こっちが痛い・・・」と、再発を繰り返されたり、しているように感じます。

 最後まで、自分の体で歩き、動くことが出来る体作りのためにも、悔いを残さない人生にしていくためにも、普段何気なく口にしておられるものにも、少しだけ気を付けてみられると良いと思います。


※ちなみに、まわりの大腰筋・脊柱起立筋などは「腎臓」「膀胱」と、まわりの大腿四頭筋やハムストリング筋・大腿筋膜張筋などは「小腸」「大腸」と関係が深いとされています。

 打撲や捻挫などの外傷には心当たりがないにもかかわらず、突然痛みが生じてしまわれた方や、慢性的に続いておられるような方は、そういった内科的な問題や不調(例えば、便秘気味でいらっしゃったり、下痢気味・頻尿気味でいらっしゃったり・・・)にも、少し気を付けてみられると良いかと思います。

(骨格の歪みの問題や、筋肉自体の弱りの問題など、痛みの原因は様々です。痛みやシビレでお困りの方は、病院できちんと検査をしていただいた上で、東洋医学的な鍼灸治療や、漢方治療なども試してみられると良いかと思います。)