「でるた」コラム

すすき

 

 2014年8月19日、中国新聞夕刊のコラム記事「でるた」に、院長・松井秀典の文章が掲載されました。

 当時は開業してまだ間もない頃で、右も左も分からないことの多い時期でしたが、鍼灸院開業にあたっての想いを、振り絞って書いたつもりです。

 今改めて読み起こしてみても、自分が大切にしている想い・大切にしていきたい想いは、しっかり書くことが出来ていたように思います。

 よろしければ、ご一読のほどお願い申し上げます。


 「3年間の専門学校での勉強を終え、この4月に念願の鍼灸師の国家免許を取得することができた。また、6月には広島市内の自宅で鍼灸院を開業することもできた。

 私は今年で40歳になる。この年齢で奨学金を借りてまで、学校に入り直したのには訳があった。

 10年前、私は視力を回復するためレーシック手術を受けた。同じ眼科でその手術を受け、とても良くなったと喜んでいた知人を見て、私も手術を受ける決心をした。が、術後、私は目の痛みや頭痛に悩まされることになった。


 何とか症状が良くならないかと、広島市や呉市の眼科を転々とし、漢方薬なども試してみた。

 そこの漢方薬局で紹介していただいた鍼灸師の先生のおかげで、今では随分快方に向かっている。

 同じように病院を転々としても希望を見出せない、そんな方々の力になりたいと思ったのが鍼灸師を志したきっかけである。

 病気や痛みには必ずその原因や意味が存在する。痛みが取れたらそれで良い、というのではなく、何がその原因なのか、ということに自分自身できちんと向き合うこと。それが問題解決の第一歩となる。

 病気になったことで学べること、気付けることが必ずある。それこそが今後の人生の宝物となる。それを私は教わった。

 先生方や仲間たち、そして両親の支えがあってこそ、ここまでたどり着くことができた。次は私が、私を必要としてくれている人たちの力になる番である。

 希望を見出した方の笑顔を見るのはとても嬉しい。諸先生方がして下さったように、私もまた患者さんと心を寄せ合い、一緒に笑って人生を全うしていきたい。」


 ・・・何年経っても、初心を忘れず、患者様と一緒に笑って成長していけたら、と思っております!

すすき